五月雨

五月雨 詩・歌・随筆

「雨は嫌い」と言ったら、

「そう?俺は好きだけどね」と君が言った。

私は傘をおろして、足を止め、空を見上げた。

シュンとした霧雨が顔全体を覆った。

ひんやりと心地が良かった。

私は目を瞑って漂う空気を感じた。

ふいに唇が暖かくなった。

私は笑いながら目を開けた。

頬をくっつけて君が笑っていた。

ふんわりと雨の匂いがした。

雨の日も悪くない。

平松樹蘭とは……。

平松樹蘭
平松樹蘭

人生折り返し地点、中二病全開の45歳が小説を書き始めたら死ぬまでに 新人賞・芥川賞あわよくばノーベル文学賞に近づけるのか検証しています。このブログでは、ショートショート・詩・ちょっとした近況を掲載しています。連載はカクヨムにて掲載中です。過去作品はAmazonで販売しています。(全て準備中)

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